プラネタリウム・全天周映画について

 座席数165席、直径21mのドームで「プラネタリウム」「全天周映画」2種のプログラムを上演しています。
 プラネタリウムは、国内最高水準のプラネタリウム・五藤光学製CHIRON III HYBRID(ケイロンIII・ハイブリッド)が美しく忠実な星空を再現。解説員による今晩の星座の肉声解説や、定期的に更新される様々な星や宇宙の話題をご紹介いたします。
 全天周映画は、プラネタリウム独特のドームスクリーンに巨大映画を映し出す大迫力の映像システムです。臨場感にあふれ、見るというより実際に私たちを映像の中に引き込んでしまうようなスリルと迫力をご体感ください。

プラネタリウム100周年

地上の星 ドイツに生まれて1世紀

 1923年10月21日、ドイツで世界初の近代的なプラネタリウムが公開されました。その後さらに改良が加えられ、1925年5月7日、ドイツ博物館に世界初の常設のプラネタリウムが設置されました。
 プラネタリウムは誕生から100周年を迎えます。2023年から25年にかけて、プラネタリウムの歴史を振り返りながらその魅力を発信するべく、日本、そして世界中のプラネタリウムでさまざまなイベントが行われます。


<プラネタリウム100周年記念事業>(日本プラネタリウム協議会のサイトへ移動します)


倉敷科学センター プラネタリウム

星空生解説とショープログラムで星空散歩

 前半は、その日の夜の星空をめぐる天文の専門家による生解説をお送りします。星座は1年かけて ゆっくり移ろい、月や惑星の見え方も日々変化するため、星空は毎日違った表情を私たちに見せてくれています。
 プラネタリウムをご覧になったみなさんが、その日の夜空を楽しめるように、当夜21時の夜空を プラネタリウムで再現、ご案内することが倉敷のプラネタリウムのこだわりです。 毎日違う星空をご披露するため、解説台本は一切なし。各担当者の個性を楽しむのも魅力です。 星座の探し方からおすすめ天文現象まで、ドームの下での星空散歩をお楽しみください。
 また後半は、星や宇宙などさまざまな話題をテーマに、プラネタリウムの星空や貴重な画像や迫力ある映像などを多用したショープログラムをお送りしています。
 星や宇宙の世界、天文学を切り開いた偉人たち、天体観測や宇宙開発に取り組む 情熱あふれる人々、ファンタジックな星の物語など、内容は定期的に更新されるため、 ご来場前には、ぜひご確認をおすすめいたします。

プラネタリウム投映機 ケイロンIII・ハイブリッド

▼光学式プラネタリウム投映機:株式会社 五藤光学研究所製 ケイロン3(CHIRON III)
▼全天周デジタル映像システム:バーチャリウムX
▼ドームスクリーン:直径21メートル、傾斜25度、座席数165
▼平成31年(2019年)導入
 星の数、1億。新しいプラネタリウムは、過去から未来へ前後百万年にわたる天体の運行を忠実に再現する能力を持つほか、シャープでありながら自然な星空で、天の川の精細な構造をも描写することが可能になりました。そして特筆すべきは、夕景から星が見え始めるまで空の変化の美しさ。10K解像度で風景を映し出すデジタルスカイライン投映機との組み合わせで、あたかも“現地”で空を見上げているかのような臨場感が味わえます。

全天周映画(ぜんてんしゅうえいが) ※星空解説なし

21メートル球面ドームに展開する大迫力の大型映像

 全天周映画は、プラネタリウム独特の21メートルドームスクリーンいっぱいに、 巨大映画を展開する映写システムです。映像に包まれ、自分が映像の世界に飛び込んだような感覚は、通常の映画館では絶対に味わえない大迫力の映像体験です。
 内容は定期的に更新されるため、ご来場前には、ぜひご確認をおすすめいたします。