残席わずか 参加申込はお電話で 086-454-0300(倉敷科学センター) 標高4000mを越え、大気が安定し人工光の影響もほとんどない 理想的な天体観測地として知られるハワイ島・マウナケア山頂域。 ここに日本の国立天文台が口径 8.2メートル反射望遠鏡 「すばる望遠鏡」を設置しています。 25年周年を迎えてなお、世界の主力望遠鏡のひとつであり続ける すばる望遠鏡について、ハワイとオンラインで結んで臼田-佐藤 さんにお話をうかがいます。 講師:臼田-佐藤 功美子 さん (国立天文台ハワイ観測所 広報普及専門員) 日時:11月24日(日) 14:00-16:00 場所:倉敷科学センター 2階研修室 対象:小学生高学年以上の一般 定員:40名(先着順) 参加費:無料 プログラム: 14:00-14:50 臼田-佐藤さんの講演 15:00-16:00 トークセッション(質疑、応答) ◆講演概要 すばる望遠鏡は1999年1月に観測を開始して以来、遠方の銀河を発見したり、太陽系外にある惑星を 直接写真に収めたり、数々の観測成果を生み出してきました。天文観測に適したハワイ島マウナケア はどんなところでしょう?最先端の天文学研究を続けているすばる望遠鏡には、どんなヒミツがある のでしょう?すばる望遠鏡は今後、どんな宇宙の謎に挑むのでしょう?すばる望遠鏡3D模型や動画を 交えながらご紹介いたします。どなたでも研究に参加できる「市民天文学」プロジェクトや、どこから でも楽しめるデジタルコンテンツについてもご紹介します。 ◆臼田-佐藤 功美子 さん プロフィール 愛媛県松山市出身。博士(理学)。1998年から2013年の15年間米国ハワイ島に在留し、国立天文台 ハワイ観測所などを通じて、地元に根ざした天文学普及活動に力を注いだ。2013年から2021年の 8年間は、東京都三鷹市の国立天文台天文情報センターに勤務し、「国立天文台見学ガイド」の 多言語版、点字版、音声ガイド、手話ガイド等を作成。視覚の有無を乗り越え、触って理解できる 3D模型開発や、すばる望遠鏡が捉えた広大な宇宙画像に写りこんだ銀河を市民が分類し研究に参加 する「市民天文学」プロジェクト GALAXY CRUISE の起ち上げに尽力した。2021年コロナ禍にハワイ 観測所に再任し、ハワイ島に引っ越し現在に至る。 ◆すばる望遠鏡について すばる望遠鏡は、太平洋の中心、ハワイ島マウナケアの山頂域に設置されています。 ここは、天体観測に最適な場所のひとつとして知られています。標高 4200 メートルの マウナケア山頂は、気圧は平地の3分の2しかなく、地上の天候システムに影響されない 高さにあるため、快晴の日が多く、乾燥しています。貿易風がハワイ諸島上空を滑らかに吹き、 雲が山頂まで上ってくることは稀です。近くに大きな都市もなく、天体観測をさまたげる 人工的な光はほとんどありません。 これらの好条件を求めて、マウナケアには複数の望遠鏡が設置されていて、すばる望遠鏡も その一員です。すばる望遠鏡のほかにも、ジェミニ望遠鏡、二つのケック望遠鏡という 8~10メートル級の望遠鏡があります。 マウナケアは、天体観測に適しているのと同時に、自然としても、また文化的にも貴重な 資源であり、保全地区として、その開発は注意深くコントロールされています。 ※国立天文台ハワイ観測所「すばる望遠鏡について」https://subarutelescope.org/jp/about/ より引用 金色に輝く夕空の下、観測に備えるすばる望遠鏡(国立天文台) ◆JPA「プラネタリウム100周年」×「すばる望遠鏡25周年」記念 1923年、ドイツ博物館で近代的な光学式プラネタリウムの試験公開が行われてから100周年。 すばる望遠鏡のファーストライトから25周年。日本プラネタリウム協議会(JPA)と国立天文台・ ハワイ観測所が連携した、コラボレーションイベントを実施します。 各ホームページへ 国立天文台ハワイ観測所(すばる望遠鏡) すばる望遠鏡25周年特設ページ 日本プラネタリウム協議会(JPA)プラネタリウム100周年記念事業