2021年5月26日 皆既月食Q&A

Q. いつ観測すればいいのですか?
 A.月食の欠け具合の進行はどの地域でも共通です。今回の月食は5月26日の午後6時44分に始まり,午後9時52分に終わります。東日本の一部地域では3時間あまりの月食全体を観測できますが,それ以外の地域では月の出の時点で月食がすでに始まっていて,月が欠けたままのぼってきます。岡山での月の出は,午後7時1分です。    → トップへもどる

Q. どんな場所で観測すればいいのですか?
 A.月食観測は,月さえ見える場所であればどこでもできます。星がよく見えない街中や住宅地でも十分ですが,今回の月食は,東からのぼってきたばかりの月を観測することになるため,東から南東の低空までの見通しが良い場所がおすすめです。科学センターは東側に種松山があるため,あまりいい場所とは言えません。    → トップへもどる

Q. 当日晴れますか?
 A.電話の天気予報サービス「177」など,地元気象台発表の天気予報を参考にしてください。 科学館に質問をいただいても天気情報は持ち合わせておりませんのでご了承ください。    → トップへもどる

Q. 天気が悪くても見えますか?
 A.見えません。
 大きな望遠鏡を用いても,天気が悪いときは月をとらえることができません。天気予報を見守りながら「てるてるぼうず」を吊るして,晴れるようにお願いしましょう。    → トップへもどる

Q. どっちの空に月は見えますか?
 A.今回の月食は,とくに東から南東方向の見晴らしがよい場所がおすすめです。    → トップへもどる

Q. 自宅前でも見えますか?
 A.月が見える場所であれば問題ありませんが,今回の月食は東から南東の低い空で観測できます。事前に見晴らしを確認しておくとよくでしょう。    → トップへもどる

Q. 望遠鏡のような機材は必要ですか?
 A.望遠鏡を使えば,拡大して刻々と進行する月食の表情をダイナミックに楽しむことができますが,機材を用いなくても月が欠けていくようすは十分観測できます。    → トップへもどる

Q. 次の月食はいつ見えますか?
 A.次回見られる月食は,半年後,2021年11月19日の部分月食です。西日本では,またしても月が欠けたままのぼってくる東の低い空での現象となります。この日の岡山での月の出は午後4時53分。6時02分に食の最大を迎えて月が98%まで欠け,その後7時47分に月食が終了します。皆既月食となるとさらに1年後の,2022年11月8日まで待つことになります。    → トップへもどる

Q. 岡山とその他の地域では見え方が違いますか?
 A.月食は特性上,始まりや終わりなどの食の進行に関する時間要素はすべての地域で同じとなります。一方,日の入や月の出の時刻は地域によって変わります。とくに西の地域ほど,皆既月食となった時の月の高度が低い傾向にあります。    → トップへもどる

Q. 日本以外の国からも見えますか?
 A.条件の善し悪しはありますが,今回の月食は東アジア,東南アジア,オセアニア,北アメリカ,南アメリカなどの地域で観測できます。    → トップへもどる