月食フォトギャラリー

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過去の月食の記録

月食の画像

(クリックで動画を表示)
部分月食も終わった月の沈みぎわ。グリーンフラッシュと呼ばれる珍しい瞬間的な光景を撮影できました。大気密度の異なる層を天体の光が通過する際、屈折率の違いで上端がちぎれるような見え方になります。この箇所では青みの色の成分が大きく散乱されて緑色が優位になることで、緑色の光が天体に乗っているような光景になっています。(2023年10月29日)

皆既月食の連続写真。5コマ合成。皆既中の赤くなった月のすぐ左に、このあと月に隠された天王星が写っています。この画像は、天の北極の方向が上になるように撮っています。実際には、このとき天王星は月の左下に見えていました。(2022年11月8日)

皆既になる直前に捉えられたターコイズフリンジ。大気上層の成層圏を通過した光は、赤い光の成分が吸収されて青っぽくなるため、地球の影の縁が青く写ることがあります。影の内部が赤く照らされるのとは対照的です。(2022年11月8日)

(クリックでGIFアニメーションを表示)
月に隠される天王星(アニメーション)。9分ごとに撮影。今世紀になってから、これほどまでに「天王星」が注目されたことはなかったでしょう。天王星のそばに、13等級の衛星ティタニア、オベロンの姿も確認できます。(2022年11月8日)

皆既月食の連続写真。5コマ合成。地球の影の中を満月が通り抜けていくようすがよく分かります。(2014年10月8日)

2014年の皆既月食の連続写真。3コマ合成。地球の影の中を満月が通り抜けていくようすがよく分かります。(2014年10月8日)

皆既月食になりたてのようす。(2014年10月8日)

2011年と2014年の皆既月食の画像を並べてみました。月食ごとに地球の影に対する月の通り道が違うので、きれいに地球の影が浮かび上がっています。よく見ると、月の距離が違うため、地球の影の大きさも2014年の方が大きいことが分かります。

2014年の皆既月食では、たまたま月のそばに位置していた天王星を確認することができました。

部分食(2014年10月8日 18時26分)

皆既食(2014年10月8日 20時03分)

半影食(2014年10月8日 21時35分)

約30分ごとの月食の経過を記録した合成写真こうしてみると、月食とは満月が地球の影を駆け抜けていく天文現象とも思えます(2011年12月10日)

月食時の月面は、地球の影を浮き上がらせるスクリーン昔の人々は月食の影の形状を見て、地球が丸い根拠の一つとしました皆既月食前後の3コマの合成写真(2011年12月10日)

皆既月食の赤みは独特です。地球の外縁大気を通過した太陽光が赤い光となって月面をほんのり照らします。(2011年12月10日23時30分)

満月の明るさは暗い星をかき消して星をながめるときには邪魔な存在です。でも皆既食になると周り星の景色が鮮やかに浮かび上がってきます(1997年9月17日未明)

皆既の月は低く傾きながら明るさを取り戻していきました。(1997年9月17日未明)

満月が地球の影の中に入り込むと、太陽の光が月に当たらなくなり「月が欠けた状態」となります。部分的に月が欠けた状態を「部分食」といいます。(2010年1月1日04時48分)

部分月食は終わっても「半影食」という太陽の光が月の表面に十分当たらない状態がしばらく続きます。写真では分かりやすくとらえることができますが、肉眼では注意深くながめないと気がつきません。(2010年1月1日05時19分)

2011年12月10-11日の皆既月食の経過

半影月食の始まり20時31分
部分月食の始まり21時45分
皆既月食の始まり23時05分
食の最大(食分1.110)23時31分
皆既月食の終わり23時58分
部分月食の終わり1時18分
半影月食の終わり2時31分