国際宇宙ステーションをみよう

International Space Station


国際宇宙ステーションをみよう

International Space Station


国際宇宙ステーションをみよう
国際宇宙ステーション(ISS)

 地上400キロ上空の宇宙空間を飛ぶ国際宇宙ステーションは、一等星より明るく輝くため、星があまりよく見えない都会でも、望遠鏡を使わなくても、天体観測に詳しくない人でもかんたんに観測することができます。
 おおむね夕方や明け方の時間。星のような輝きを放ち、ゆっくり星々の間を動いていく宇宙船の姿は、 われわれに強く宇宙への憧れを感じさせてくれます。
 このページでは,国際宇宙ステーションが「いつ」「どこで」「どのように見えるのか」という観測情報を発信していきます。


国際宇宙ステーションの観測予報を活用しよう
国際宇宙ステーションの観測予報(飛行経路)の例

 国際宇宙ステーションの軌道を計算することで、過去や将来、何時何分ごろ、空のどの方向にみえるのかという観測予報を得ることができます。倉敷科学センターでは全国59カ所の国際宇宙ステーションの最新の観測予報を公開しています。

観測予報の例

2 月 14 日
5 時 17 分ごろ南の低い空(18.9°)で地球の影から出て見え始め、5 時 19 分ごろ南東の中ぐらいの空(35.9°)でいちばん高くなり、5 時 22 分ごろ東北東の低い空でみえなくなる。


今日の国際宇宙ステーションの動き
▲(動画)今日の夕方17時から14時間の国際宇宙ステーションの動き
▲(動画)今日の夕方17時から14時間の国際宇宙ステーションの軌道
国際宇宙ステーションの見え方
瀬戸大橋と国際宇宙ステーションの飛跡(点像)

 国際宇宙ステーションは、夕方や明け方の空がまだ薄明るい時間帯に、 一等星をはるかにしのぐ明るさでゆっくり動いていく星のように観測することができます。
 望遠鏡を使わなくても十分明るく見えるので、街中の星がよく見えない場所に住んでいらっしゃる方、天体観測に慣れていない初心者の方でも、 かんたんに取り組むことができます。
 右の写真は、瀬戸大橋の上を移動していく国際宇宙ステーションのおそそ3分間の飛跡です。長時間の飛跡をとらえるために写真を合成する必要があるため、国際宇宙ステーションの飛跡は点線となって記録されています。


▲(動画)低空に見えた国際宇宙ステーション(左から右方向へ移動)4倍速で再生。
 最後の方で右から左上方向に移動していくのは飛行機。
 飛行機の光は赤や緑色で点滅する傾向があるので、よく見れば区別はつけやすい。
▲(動画)高空に見えた国際宇宙ステーション(左から右方向へ移動)実際の速度で再生。
 高空を横切っていくときの方が、明るく見える傾向がある。