月食Q&A
いつ観測すればいいのですか?
月食の欠け具合の進行はどの地域でも共通です。今回の月食は9月8日(月曜日)の午前1時26分に始まり、午前4時56分に終わります。始まりから終わりまでを観測するとおよそ3時間30分にもおよびます。
どんな場所で観測すればいいのですか?
月食観測は、月さえ見える場所であればどこでもできます。星がよく見えない街中や住宅地でも十分ですが、今回の月食の終わりのころは、西に傾いた月を観測することになるため、西の方角の低空までの見通しが良い場所がおすすめです。
当日晴れますか?
科学館にこのような質問をしてくる方、毎年います。科学館では気象の情報を持ち合わせておりませんのでご了承ください。インターネット等で公開されている天気予報を参考にしてください。
天気が悪くても見えますか?
星が見えない天候では、月食も見えません。
天気予報を見守りながら「てるてるぼうず」を吊るして、晴れるように願いをかけましょう。
どっちの空に月は見えますか?
基本的に西の空に見えます。月が南西の中くらいの高さの空に見えている時に欠け始め、月食が終わる頃には西の空の地平線から10°くらいまで低くなっています。
どっちの空を見てればいいですか?
今回の月食は、とくに西方向の見晴らしがよい場所がおすすめです。
望遠鏡のような機材は必要ですか?
望遠鏡を使えば、拡大して刻々と進行する月食の表情をダイナミックに楽しむことができますが、機材を用いなくても月が欠けていくようすは十分観測できます。
次の月食はいつ見えますか?
次回見られる月食は、ほぼ半年後、2025年3月3日の皆既月食です。午後8時4分ごろから午後9時3分ごろまでおよそ1時間ほど皆既の状態が続きます。
岡山とその他の地域では見え方が違いますか?
月食は特性上、始まりや終わりなどの食の進行に関する時間要素はすべての地域で同じとなります。一方、日の入や月の出の時刻は地域によって変わります。国内では西の地域ほど月の入が遅いため、欠け終わりのころの月の高度が高くなり、条件が良くなる傾向にあります。
日本以外の国からも見えますか?
条件の善し悪しはありますが、今回の月食は東アジア、東南アジア、オセアニア、北アメリカなどの地域で観測できます。