ごあいさつ
みんなで科学を体験し、楽しみ、好きになろう!

 「青少年のための科学の祭典」倉敷大会は、中学生、高校生、大学生、学校の教員、企業の技術者の方などにブースを出展していただき、県下最大の科学イベントとして毎年実施されています。今年は39ブースを用意できました。各ブースでは、不思議さがいっぱいの実験や工作などを紹介してくれます。最近はインターネット上で実験動画なども多数公開されていますが、科学の楽しさはリアルに体験しないと伝わりにくい部分もあります。大いに楽しんで科学を好きになってください。また、実験でわからないところがあったら、現地でスタッフに聞いたり、家に帰って調べたりして、より深く学んでいただければと思います。

 本大会では、ブース担当の方の他に、高校生・大学生のボランティアが受付などを担当し、大会の運営を助けてくれています。さらに、ライフパーク倉敷の職員の方々が、駐車場はじめ施設全般の便宜をはかってくださっています。このように、本大会は多くの方々のご協力により実施されています。また、子どもゆめ基金、岡山県教育職員互助組合、倉敷市、岡山理科大学から、本会の運営に必要な経費をいただいております。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

 今年の夏も暑かったですが、地球温暖化もその一因だったとの説が濃厚です。この地球温暖化問題やそれと連動するエネルギー問題の解決などをはじめとして、持続可能で豊かな社会を実現するための諸課題に人類は直面しています。また、AIをはじめとしたITの著しい発展が社会の姿を大きく変えつつあります。このような現代社会の課題や変化に対応するためには、自然現象および科学技術への理解が不可欠です。また、次世代の科学技術を担う人材の育成が欠かせません。そのためには、特に若い方々に、自然科学や科学技術への高い関心を持ってもらいたいと考えています。本大会がそのきっかけの場になってくれればと切に願っております。

  「青少年のための科学の祭典」倉敷大会実行委員会
  委員長 高原 周一 (岡山理科大学基盤教育センター 教授)