星図作成・人工衛星計算ツール (Windows版)
このソフトウェアは倉敷科学センターの三島により、プラネタリウム投映用に人工衛星の観測予報
を表示させるアシストプログラムとして2021年に開発を始めたWindows用アプリケーションです。
Fulldomeとは、プラネタリウム特有の半球型スクリーンを表す業界用語となっています。
開発途中にいろんないきさつがあり、チラシ印刷やWeb掲載に利用しやすい星図素材を生成する機能や、
人工衛星の観測予報をSNSに投稿するための素材を生成する機能も加わり、現在のような仕様になりました。
天体観測用の星図データを作成したり、国際宇宙ステーションの予報データを得る目的で
あれば、一般のみなさまにもお役に立てそうなツールとなりましたらので、広く公開を
させていただきます。
非営利の天文教育、普及の目的用途であれば、断りなくご活用いただくことができます。
生成した星図データなどは自由に改変し、公開していただいて構いません。
実行するとこのような画面が表示されます。
右側が星図を作成するための設定、右側が国際宇宙ステーションの予報を計算させる設定です。
国際宇宙ステーションの予報を計算するためには、常に新しい軌道情報(軌道要素)が必要となります。
インターネットに接続しているPCであれば、下側のボタン操作で自動的に軌道情報が更新できます。
どのような素材を出力させるのかは、モード設定で選択します。
一般用途であればドーム傾斜角の数値設定は常に「O(ゼロ)」にしてください。
ドームマスターモードを使用することもありません。
さらに大きな画像で見る ダウンロード (58MB:MP4ファイル)
▼以下のような素材を出力可能です。
プラネタリウムのドームに映してみた様子
生成されたトラッキング動画
ダウンロード Download
「 Imagemagick 」 「 Inkscape 」 「 FFmpeg 」の3つの外部アプリケーションをインストールしなければ、SatFulldomeはすべての機能を働かせることができません。
※PNG画像を作らない場合は「Imagemagick」「Inkscape」をインストールする必要はありません。
※MP4動画を来るない場合は「FFmpeg」をインストールする必要はありません。
Pythonと連携することで、Twitterに国際宇宙ステーション予報を自動的に投稿するロボット運用が可能です。TwitterAPIの登録方法は、米子市児童文化センターの森山慶一さんが解説書を作ってくれました。ありがとうございました。
「 SatFulldome 最新版 」 2023年3月15日版
Windows10 および 11 で動作を確認
7月5日版より前のバージョンをお使いの方は、最新バージョンに更新してください。
厚く感謝申し上げます。
① 恒星や星座描画に関わるデータ Astro Commons(アストロ・コモンズ)
② 星座線や主な星の並び線などのデータ 米子市児童文化センター 森山 慶一 さん
③ 地上風景のイラストデータ 国立天文台 天文情報センター 石川 直美 さん