2021年11月19日 部分月食Q&A

Q. いつ観測すればいいのですか?
 A.月食の欠け具合の進行はどの地域でも共通です。今回の月食は11月19日(金)の午後4時18分に始まり,午後7時47分に終わります。北海道・東北地方の一部地域では3時間半ほどの月食全体を観測できますが,それ以外の地域では月の出の時点で月食がすでに始まっていて,月が欠けたままのぼってきます。岡山での月の出は,午後4時55分です。    → トップへもどる

Q. どんな場所で観測すればいいのですか?
 A.月食観測は,月さえ見える場所であればどこでもできます。星がよく見えない街中や住宅地でも十分ですが,今回の月食は,東からのぼってきたばかりの月を観測することになるため,東の方角の低空までの見通しが良い場所がおすすめです。科学センターは東側に種松山があるため,あまりいい場所とは言えません。    → トップへもどる

Q. 当日晴れますか?
 A.電話の天気予報サービス「177」など,地元気象台発表の天気予報を参考にしてください。 科学館に質問をいただいても天気情報は持ち合わせておりませんのでご了承ください。    → トップへもどる

Q. 天気が悪くても見えますか?
 A.見えません。
 大きな望遠鏡を用いても,天気が悪いときは月をとらえることができません。天気予報を見守りながら「てるてるぼうず」を吊るして,晴れるようにお願いしましょう。    → トップへもどる

Q. どっちの空に月は見えますか?
 A.今回の月食は,とくに東方向の見晴らしがよい場所がおすすめです。    → トップへもどる

Q. 自宅前でも見えますか?
 A.月が見える場所であれば問題ありませんが,今回の月食は東の低い空で観測できます。事前に見晴らしを確認しておくとよくでしょう。    → トップへもどる

Q. 望遠鏡のような機材は必要ですか?
 A.望遠鏡を使えば,拡大して刻々と進行する月食の表情をダイナミックに楽しむことができますが,機材を用いなくても月が欠けていくようすは十分観測できます。    → トップへもどる

Q. 当日はどんな星座が見えますか?
 A.今回は早い時間帯の月食のため「星空案内 2021年10月」が,実際の星空に近いです。ただし,この星図には載っていない金星が南西の空低く,いて座付近に見えます。やぎ座付近の木星や土星は少し位置が動いていますが,気にならない程度でしょう。    → トップへもどる

Q. 次の月食はいつ見えますか?
 A.次回見られる月食は,ほぼ1年後,2022年11月8日の皆既月食です。午後7時16分から午後8時42分まで,1時間半近く皆既の状態が続きます。月食中に,月が天王星を隠す天王星食も同時に起こります。    → トップへもどる

Q. 岡山とその他の地域では見え方が違いますか?
 A.月食は特性上,始まりや終わりなどの食の進行に関する時間要素はすべての地域で同じとなります。一方,日の入や月の出の時刻は地域によって変わります。国内では東の地域ほど,月の出が早く,食の最大のころの月の高度も高くなり,条件が良くなる傾向にあります。    → トップへもどる

Q. 日本以外の国からも見えますか?
 A.条件の善し悪しはありますが,今回の月食は東アジア,東南アジア,オセアニア,北アメリカなどの地域で観測できます。    → トップへもどる