倉敷科学センター 名前:三島 和久 07月28日 19:30

耐熱タイルは,シャトルが地上に戻ってくる際に,空気との激しいまさつによる高温から
機体や乗員を守るために非常に重要です。しかし,ある程度の脱落(はがれること)は想定されていて,
脱落範囲が小さければ,ほとんど影響が出ないようにシャトルは設計されています。
しかし,先のコロンビア号の事故では,打ち上げ時に外部燃料タンクから脱落した破片が機体を直撃し,
傷つけてしまったことが大惨事の原因でした。そこで,今回のディスカバリー号は徹底的に対策が
施されたのですが,それにも関わらず複数の脱落部品があったことを,NASAはとても重く
受け止めているようです。
野口さんが乗ったシャトルの飛行に影響はないと思われますが,これから後に打ち上げられる
シャトル計画の遅れなど,大きな影響が出るかもしれません。
ちなみに,姫路でシャトルが一番見やすくなるのは,8月7日の明け方ごろです。
条件はあまりよくないのですが,がんばって挑戦してください。
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