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 大人が学ぶサイエンス講座「はじめてみよう ガラス細工」

 2月27日(木)おとなが学ぶサイエンス講座「はじめてみよう ガラス細工」がありました。ガラス細工の講座は、例年科学センターで催されている講座で、毎年たくさんのお申し込みをいただきます。今年は、中にキラキラしたビーズをたくさん入れたマドラーと、コロンとしたかわいいトンボ玉を作成しました。

 まずはマドラー作りから。用意された片側をふさいだガラス管の中に、お好みのビーズを管の半分くらいまで入れて、ガラス管の開いている方の端を火にかけて、ゆっくり加熱します。熱でガラスが溶けて先が閉じたら完成ですが、このとき溶けたガラスが偏らないように、ひたすらグルグル回します。世界に一つだけの、オリジナルマドラーの完成です✨

 実は、マドラー作りは肩慣らし。ガラス細工に向けた練習… マドラーが完成したら、いよいよ本番のトンボ玉作りです。 お好みの色ガラスを溶かして、真ちゅう線にくっつけて、炎を当てながらひたすらグルグル回します。
 始めは、いびつな形ですが、回しているうちに表面張力でだんだんときれいな球状になるはず・・・ですが、熱し過ぎて真ちゅう線が曲がったり、逆に線の加熱不足で、線の方にガラスがうまくくっつかなかったり、熱中しすぎて気が付いたら意図せず傾けてしまっていて、真ちゅう線の端がガラスから出てしまっていたりと、かなり難しい(>_<) 

 しかし、皆さんだんだんと慣れてきてからは、作品にも個性が出てきました。基本の球形から、細いガラスを足して水ヨーヨーのような模様をつくったり、 成形中にわざと傾けて涙型やマッシュルーム型の物をつくったり、コテでつぶして平べったくしたり、ピンセットで端をつまんでドングリのような形をつくったり。オリジナルのガラス飾り完成です。
 ゴーゴーというガス音とともに勢いよく上がる青白い炎に、初めはおっかなびっくりでしたが、みるみる形を変えてゆくガラスの様子に、だんだん楽しくなってきて、作品をどんどん作っていくことができました✨

 最後に、飛び出た真ちゅう線をニッパーやペンチでほどよい大きさの輪に加工して、飾りひもを取り付けてストラップにしました。また、どんぐり型の作品には本物のどんぐり帽子も被せて、無機物と有機物のハーモニーが楽しめる逸品に✨

 うまくいくかは、みなさんの技術次第?・・・なところもありますが、ガラスを使ったたくさんの可愛らしいオリジナル作品をつくることができるこの講座、年によって時期は変わりますが、毎年計画されていますので、このスタッフブログをご覧になっている方もぜひ一度参加してみてくださいね✨「初めて」のみなさん大歓迎です(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑