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 科学実験教室「空気の不思議 大発見」 

 今年度も、倉敷科学センター講座が始まりました。一年間で20以上の楽しい科学講座を計画中です。興味がある講座には、ぜひお申し込みください。どの講座も大変人気で抽選となる場合が多いですが、たくさんチャレンジしてひとつでも多くの講座にご参加いただけることを願っています。どうぞ、よろしくお願いします。(。◕ ∀ ◕。)
 新年度、最初の講座は「空気の不思議 大発見」ということで、子どもたちに身近な「空気」をテーマに、不思議な体験ができる科学実験や工作をたくさん集めました。

 まずは、カンタンに空気の力を感じるために「空気が押す力:大気圧」の実験をしました。折り紙ぐらいの大きさのゴム板が、上に持ち上げるだけで空気の力「大気圧」で台にペタッとはりついて、なんと5㎏と重たい米袋まで持ち上がりました。お~っと、驚いた子供たちは早速ミニ吸盤で何が持ち上がるか試してみました。ツルっと平らなところには、どこでも大気圧ではりつく吸盤で、机や引き出し、床など、いろいろな物にはりつけて大気圧を感じました。丸イスについたミニ吸盤をはがそうとすると、なんとイスの方が持ち上がってしまいました。

 次は、「空気が温まってふくらむ力:熱膨張」の実験をしました。空き缶をくりぬいたロケットの発射台にアルコールを吹きかけ、紙コップのロケットをセットします。横に空いた穴から、ライターの火を近づけると「ボンっ!!」と明るい炎を上げて、紙コップが天井に吹き飛びました。子どもたちは (;◎o◎)/ ビックリ Σ(・ω・ノ)ノ!ワ~
 はじめは上手く飛ばない子も、先生からコツを聞いてチャレンジすると、あちこちで「ボンっ!!」「ボンっ!!」とロケットの発射音が聞こえてきました。使った道具はどこでも手に入る物ばかりですが、お家でするときはくれぐれも気を付けて、大人の人と一緒にしてみてくださいね。

 空気が流れると「風」になります。次は、風の力でいろいろな物を浮かせる浮遊実験にチャレンジしました。まずは、浮く物と浮かない物のちがいを先生の実験で確かめます。強い風が出る掃除道具ブロワーで、おわんやペットボトル、発泡スチロールなどを浮かせてみましたが、浮いた物の共通点は (꒪ȏ꒪)エッ? …… (  °∀°)ハッ「丸いもの‼」ということで、無事ひみつが発見できました。
 続けて、このきまりを使った丸い玉を浮かせる「玉のおどり」の工作をしました。ストローで上手に息を吹くと、フワ~っと浮いた球がクルクル回って、容器にすぽっと収まります。中には、玉を吹き飛ばしたり、手でキャッチしたりする子も。家でも上手に遊んでみてくださいね。

 最後は、みんなが大好き「空気砲」です。ガムテープで密閉した段ボールに穴をあけたら完成です。けむりを入れて空気の玉を打ち出してみると、かわいい真っ白なドーナツ型のけむりが、いくつも飛んでいきます🍩🍩🍩。みんなで体験すると、紙コップの的を狙ったり、ろうそくの炎を吹き消したり、何度も空気を打ち出して遊びました。
 お土産用のペットボトル空気砲を作ったら、講座の最後に科学センター名物、大型空気砲を発射しました。超特大ドーナツが飛び出して、部屋の隅まで飛んでいき、お~(≧▽≦)と、盛り上がって楽しい2時間の講座が終わりました。

 参加されたみなさん、ありがとうございました。今回は、残念ながらご案内できなかった方も、まだまだたくさん講座はありますので、またの機会にお申し込みよろしくお願いします。(*^▽^*)