科学工作教室「星空傘を作ろう」 

 10月5日㈰、科学工作教室「星空傘を作ろう」を開講しました! 街明かりで星が見えにくい倉敷でも、子どもたちにもっと星に興味を持ってもらおう!ということで企画した科学センターらしいテーマです。それにしても、星空の傘とは一体…!?どんなものができあがるか、ワクワクします!

 材料は、雨傘(黒い生地)、星空型紙、ホワイトマーカー、夜光塗料、竹の箸です。まずは、型紙を切る作業。型紙は星の地図を印刷し、傘の形に合わせて8等分したもの。三角形を8枚切っていきます。次に、型紙に星の穴をあけていきますがここで要注意!1等星の明るい星は大きな穴、2等星以下の暗い星は小さい穴にします。穴の大きさを変えることで、より本物に近い星空になります(^^)v

 穴をあけたら傘に型紙をのせ、ホワイトマーカーで穴に印をつけます。印をつけたら型紙をそっとはずし、印の上から夜光塗料を竹箸でハンコのように塗っていきます。夜光塗料は、暗いところで光って見える塗料。なるほど、この塗料が本物の星みたいに輝くのね!完成がとっても楽しみ!

塗料をつけ過ぎると乾きにくくなって、横に動かすとこすれて傘が汚れてしまうので、ポンポン押したらそっと上にあげましょう。

 これを大きな星、中くらいの星、小さな星と繰り返していきます。大きな星は直径の大きい3.7㎜の竹箸を、中くらいの星は2.7㎜、小さな星は2㎜とそれぞれ使い分けて塗料を塗っていきます。ここも間違えないように慎重に。夜光塗料を塗り忘れると、暗くて寂しい星空になってしまいますので、全部の星に塗料が塗ってあるか確認します。でも、黒い生地の傘に星がたくさんあって、これだけでもとてもきれいにみえます!

 講座に参加していた天文少年は、星を打ちながらも「この星は何?」「あっデネブ★」など、星座探しに夢中みたい((≧▽≦)

 仕上げは講師の先生のところへ。何やらへんてこな形の大きな型紙を傘に被せて何をするのかと思いきや、その上からスプレーをシューっ‼ せっかく星をたくさんつけたのに!と思ったら、なんと夜光スプレー「天の川」を作っていたのでした( *´艸`) 強く吹いてしまうとはっきり見え過ぎてしまうので、慎重にそっと吹き付けるのがポイント。子どもたちは、うまいくかドキドキ真剣な顔…それにしても天の川もちゃんと再現!さすがです!

傘が完成したら外に出て、太陽光に10分ほど当てて乾かしながら光を溜めます。ちなみにLEDライトでは、夜光塗料は光らないそう。太陽光か蛍光灯に当ててしっかりと光を溜めます。どんなふうにみえるか、楽しみですね~!

 塗料が乾いたらいよいよです。暗い部屋へ傘を持っていって開くと・・・傘の中に星空が広がりました!見えているのは今日(10月5日)の夜7時頃の星空。夏の大三角や、北斗七星、さそり座の形がはっきりわかります!緑の光がとってもきれい。天の川もぼんやりとみえて、まるで本物のようにふわっとしています。これなら、雨の日でも星空が楽しめますね(≧▽≦) 星を増やしたら、もっと宇宙を感じれそう。「天の川が薄くてわからない」という子は、もう一度スプレーをやり直していました。自分で作ったきれいな星空にみなさん、感動でした☆

 参加された皆さん、雨の日にはぜひこの傘で星を探しましょう!ご参加、ありがとうございました!