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 親子科学教室「日本の伝統 和凧作りに挑戦(六角凧)」 

12月7日()に「日本の伝統 和凧作りに挑戦」が開催されました!最近は「お正月」と言えども、なかなか凧あげの機会もなくなりましたよね…。凧あげの起源ははっきりとはわかっていないんですが、江戸時代には大ブームとなっていたようです。伝統的な遊びを、現代の子どもにも体験してもらって、未来につなげていきたいということで、例年、凧名人をお招きして、凧作り&凧あげの講座を開催しています(^^)/ 毎年行っている講座ですが、今回作る六角凧は、なんと例年作る六角凧よりもちょっと難しいけど、よくあがる本格仕様 だそうです。凧作りに挑戦しましょう。

六角凧はその名のとおり、六角形をした帆の凧の一種のことです。新潟県で特に親しまれていたようです。一見簡単そうに見えますが、竹ひごののりづけ場所、塗り方が非常に重要なようで…。上手につくらないと、うまく凧があがりません!!
先生の話をよく聞いて、位置を確認しながら、順序よく作っていきます。①和紙の縁を糊付けし強くして ②竹ひごを3本貼り ③バランスを取るタコ糸を4カ所結び ④裏から別の糸でしならせ凧が反るようにし ⑤最後に、長い尾と長い凧糸をつけたら、完成。
 難しかったのが、やっぱり③たこ糸の通し方…。 和紙に貼り付けた竹ひごめがけて、凧糸を通していきますが、穴が大きいと風が逃げてしまいます。小さな穴で和紙を貫き、ひごの周りをクルクルと2周して、ギュッと結ぶ。しかも4カ所…。苦労している参加者も多かったですが、親子で協力して全員無事にできました(≧▽≦)

さっそく、作った凧を外であげてみます! なかなか、凧をあげる広い場所を探すのも大変ですが、ライフパーク倉敷には駐車場内に安全な砂の広場をちゃんと確保してあります(^_-)-☆ 思う存分、凧あげに挑戦!

凧あげで大切なのは、風向き。この時間は、南からの風が吹いていました。みんな向かい風に勢いよく走りだします。もう1つ大切なのが、糸の伸ばし方・引き方です。初めての子は、糸を伸ばさないまま行き止まりまで走り続けて、自分が止まったら凧も墜落です。上手になってくると、走った風で凧があがる間に、どんどん糸を伸ばして上空のより強い風を受けてさらに高く上げることができます。
ここでは保護者の皆さんが大活躍! 親世代、祖父母世代も血が騒いだのか、熱心にご指導くださり、あっという間に、どの子も上手になりました。

さすが、伝統的な六角凧ぐんぐん空高く上がっていきます。Σ(・ω・ノ)ノ! 普通の凧だったら、きっとこんなにも上がらない!よく晴れたきれいな青空の中に凧が舞い上がって…( ;∀;) どの子も感動していました(*^▽^*) 想定よりも高く上がった凧は、例年だと大丈夫な近くの電線やアパートまで届きそうで、ヒヤヒヤしました(;^ω^)

だんだんと寒くなってきて、おうちでテレビゲーム、スマホゲームに夢中になってしまうかもしれませんが、こうやって伝統的な遊びに触れて外で元気よく過ごすのも楽しいですよ~☆ 親子で一緒に楽しめるのも、いいですね。参加者の方からは「作るのは難しかったけど、自分で凧作りができて楽しかった!」という声もいただきました。楽しんでいただけてよかったです(^^♪ ご参加ありがとうございました~!

ちなみに1月10日(土)には、小さいお子さんも簡単に作れる「ぐにゃぐにゃ凧」わくわく工作室で開催します。お正月の風物詩、たくさんのご参加おまちしています(^^)/