スタッフブログ おとなが学ぶサイエンス講座「日本茶の科学」

1月29日(木) 一般の方を対象とした大人が学ぶサイエンス講座「日本茶の科学」が開催されました。
この講座は、日本茶インストラクターの方を講師に招いて、日本茶について学ぶ科学講座です。日本茶?科学? と思われた方、侮るなかれ。温度管理や抽出時間、栄養素の出方やその効能など、十分に科学的なエッセンスの詰まった大人気の科学講座です。今年も定員の3倍近い数の方が申し込まれていました。当選された方は、超ラッキー。落選された方は、ぜひ来年ご期待ください。では、今回の講座について、ご紹介です。

まずは、お茶の歴史と分類から詳しくなりました。 お茶は平安~鎌倉時代に中国から伝わってきたそうですが、薬のような扱いをされていたそうです。確かに、お茶もお薬も「一服」ですね。よいお茶は体にも良いので「茶葉をそのまま召し上がっても、味わい深い」ということで、みなさん少しだけそのままパクリ。なんとお出汁のような味わいだそうで、驚きの試食会でした。
さらに、身の回りには、たくさんの「○○茶」がありますが、これらは全て茶葉の加工の仕方がちがうだけで、もとは「カメリア・シネンシス」という1つの植物の葉だそうです!(◎o◎)!緑茶も、ウーロン茶も、紅茶も、みんな仲間です。 処理の仕方で、お茶の香りや味わいも全くちがうものに変化します。まさに、科学。


いよいよ、お待ちかねの「おいしいお茶の入れ方」です。重要なのは、①水の質 ②茶葉の量 ③お湯の量 ④お湯の温度 ⑤抽出時間 です。さらに、お椀の温度やいくつかの湯飲みに入れる際の注ぐ順番など、これまで意識していなかったたくさんのポイントを伺い、早速みなさん実践しました。
急須に入れた茶葉は、旨味や栄養をどんどんお湯の中に出していきます。そのお茶を少しでも急須に残すと、とてももったいないそうです。長く急須に残ったお茶は、一番その良いところを含んでいるので、最後の一滴「ゴールデンドリップ」まで注ぎきることが、とても重要だと紹介されました。納得です✧٩(ˊωˋ*)و✧


おまけに、先生手作りの「ほうじ茶パンナコッタ」の試食と実演がありました。茶葉は海苔などと同じ乾物なので、ちゃんと保存していても古くなってくると、どうしてもだんだんとその香りやおいしさが損なわれてきます。そこで、そんな茶葉をフライパンで軽く炒るだけで、香りが芳醇なできたて「ほうじ茶」に変身します。今日の講座でも、実験室中すてきな香りに包まれました(実はその廊下も)。
さらに、そのほうじ茶を活用したパンナコッタ作りまで紹介されました。材料と手順は先生のレシピ通り、とても簡単で、みなさん「すぐに家でマネしよう」と、熱心にメモを取っていました。柔らかい甘みと豊かな香りがするスペシャルスイーツが完成しました。
おなかも心も満たされたみなさんは、最後に茶葉の保存法や効能などについて詳しくなりました。印象的だったのは「良いお茶はサッサと飲む」という教えです。どんなに上手に保存しても、味や香りはどうしても衰えていくので、良いものは一番良い状態でいただくというのが良いそうです。効能についても、抽出時間などで栄養分が大きく変化し、「リラックスしたい」ときに飲むお茶や「これから受験勉強がんばるぞ」と飲むお茶は、淹れ方も効能も全然ちがいました。
今回の講座では、残念ながらご案内できなかったみなさんも多くおられたので、「日本茶」だけでなく「科学」に興味をもたれた方は、大人向け科学講座を年間いくつか計画しておりますので、引き続きどしどしご参加ください。参加されたみなさん、ありがとうございましたあ(人''▽`)。

