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科学チャレンジ教室「石を調べて、岡山の自然や歴史を学ぼう」
1月25日(日) 中学生まで参加できる科学チャレンジ教室「石を調べて岡山の自然や歴史を学ぼう」が開催されました。
みなさんは昔のことは、どうやって調べますか? 授業で歴史のお勉強をしたり、好きな子は本でくわしく読んだりするかもしれません。そこで、最初は歴史クイズに挑戦! 少し前のことから、坂本龍馬のこと、最後は宇宙のことまで、意外と聞いたことあるようでないような問題がたくさんありました。なかなか年数までは知らない子も多かったかも、何問正解できたでしょう? 少し前のことは記憶やニュース、坂本龍馬のことは古文書などの歴史資料が教えてくれますが、地球のことは岩石や化石が教えてくれます。 今回は、地球の歴史が刻まれた岩石や化石を顕微鏡で観察したり、実際に石を割ってみたりして、昔はあった出来事を考えてみましょう! 講師の先生と一緒に、石を調べて私たちが暮らす岡山の自然や歴史を学びました。

まず、顕微鏡観察したのは、水中の微生物「ケイソウ」! ケイソウは古代から生息している植物性プランクトンで顕微鏡で見ると、細かい模様がみえるのが特徴。特に生のケイソウを見つけるのは一筋縄ではいきません((+_+)) そこで先生が特別に誰でもケイソウが見つかる魔法の石を持ってきてくれました。その名も「ケイソウ・ヨク・ミエール」‼ 顕微鏡でみると写真のように見つけられました(≧▽≦)!

次は、ルーペでの観察(^^) ‼ 最初に見たのは珪藻土。実は先ほど観察した「ケイソウ・ヨク・ミエール」はケイソウ化石のかたまりで、それが水や風などで長い年月積み重なったものが珪藻土です。「軽い」や「ボロボロする」と観察して分かったことを発表しました。珪藻土は岡山の蒜山高原から採取したもので地層の厚さは最大で100mに及びます。観察すると層が積み重なってしま模様になっているのが分かります。1年で2~5㎜積もるので、層の厚みからケイソウが生息していた年代や湖があったことが推定できます。

そしてケイソウ化石に関係がある岩石も2種類観察しました!1つは黒っぽい石でもう1つは白っぽい石でピンクや黒いつぶつぶがありますね。よーく観察したら、みなさんお待ちかねの石の中の様子を観察するために、実際に石を割ってみましょう!
広いお部屋でかなづちを使って割っていきます。石の破片が当たらないようにゴーグルをしっかり付けて準備万端!おもいっきり石を割ってみて観察します。かなづちで割れた面の方がきれいなことと外と中の模様が同じことに気が付きました。どちらも火山に関係がある火成岩で黒っぽい石は「安山岩」白っぽい石は「花崗岩」になります。今回はルーペでの観察でしたが、達人は顕微鏡で見なくても岩石のつくりや鉱物の種類が見分けられます。岩石から火山活動があったことがわかります。

最後にみなさんに難しい試練が!?「なぜ湖もない県北高地の蒜山地方に湖にしか生息しないケイソウの地層や化石が多く見られるのか?」先ほど観察したケイソウ化石や岩石などで岡山の大地の歴史を推定してもらいましょう。今回は、6枚の挿絵を科学的なヒントとともに並べ替えて、こういう出来事があったんじゃないかと絵や文章で自分なりのストーリーを書き足しました。他の人が考えたアイデアと見比べて考え方を広げるのも面白いですね。
今回の講座ではケイソウを顕微鏡で観察し、岩石について割ったり観察したりしました。講師の先生は「岩石は大地の歴史を記録した地球の日記」と言われました。私たちの暮らす所が昔どんな場所だったか石からわかるのはすごいですね。こんな魅力的な石に興味をもつ子が増えてくれるとうれしいです。講師の先生とご参加されたみなさん、ありがとうございました。

