渡部 剛 星景写真展「星たちの時間2」

春はあけぼの
かくれんぼ

太陽が静かに地平線の彼方へ沈み、青空がゆっくりと群青へと変わっていくと、それまで息を潜めていた星たちのささやきが聞こえ始めます。やがて気がつけば、天から降りそそぐかのような星々の輝きに満ちた世界が広がります。しかしながら、そんな本来の夜の自然の姿を目にすることができるのは、街明かりの影響が届かない郊外に限られてしまいます。

満天の星の世界に魅了された作者は、星たちの声を聴くために夜の明るい都会を離れ、海や山へと足を運ぶことが日常となっています。本写真展では、作者に安らぎと活力を与えてくれる星空の下で撮影した「星空のある風景写真」――すなわち「星景写真」を紹介します。

どうぞ、一緒に『星たちの時間』をお楽しみください。

■渡部 剛 星景写真展「星たちの時間2」

期間:令和 8年1月17日(土曜日)~4月19日(日曜日)
会場:倉敷科学センター 特別展示室(入場無料)
 ※開館時間:9:00~17:15
 ※休館日:月曜(祝日の場合は翌日)
 ※出展作品点数:約25点

■渡部 剛 ギャラリートーク

出展者の渡部さんをお迎えして、星景写真への取り組みや、出展作品について解説いただきます。

期間:令和 8年2月7日(土曜日) 14時30分~15時30分
会場:倉敷科学センター 特別展示室(写真展会場)
対象:一般(小学3年生以上)
定員:20名(先着順)
参加費:無料(申込不要)

夏への序章

【出展者プロフィール】

渡部 剛(WATANABE TSUYOSHI)


カメラメーカー勤務。
小学生のころから天体写真撮影を始め、望遠鏡による星雲・星団の撮影から、星空と風景を融合させた星景写真まで幅広く取り組む。近年は星景写真を中心に撮影活動を行い、オーロラの撮影にも力を注いでいる。
主な撮影エリアは長野県・山梨県・静岡県。
1969年生まれ、神奈川県海老名市在住。日本星景写真協会 正会員。

<主な経歴>
・1979年 初めて天体写真を撮影(小学5年)
・1985年 天文雑誌『スカイウオッチャー』2月号フォトコンテスト初入選
・1999年 東京・青山にて二人展「星月夜」開催
・2000年 川崎市青少年科学館にて二人展「星月夜」開催
・2002年 倉敷科学センターにて個展「星たちの時間」開催
・2003年 倉敷科学センター プラネタリウム番組に天体写真を提供
・2015~2017年 全国21か所(倉敷科学センターを含む)でグループ展「天の光 地の灯」開催
・2016・2020・2024年 日本星景写真協会 全国巡回写真展に出展
・2018年 長野県南牧村公募展「星のある風景写真」でグランプリ受賞
・2020年 共同通信社本社ロビー写真展「Distance-はるかなる宇宙-」出展
・2022年 写真と詩による作品集『おやすみ よいゆめを』を夫婦共著で出版
・2023年 共同通信社本社ロビー写真展「大宇宙へ 天空絶景」出展

多くの書籍に作品提供。天文雑誌(2誌)への入選は100回を超え、『月刊星ナビ』の表紙写真にも4回採用されている。

【SNS】
[facebook] https://www.facebook.com/tsuyo.watanabe
[渡部 剛の星空ノート] https://hoshizora.blue.coocan.jp