展示紹介
9.H-IIロケットエンジン(LE-7)

 H-IIロケットは,1990年代に運用されていた人工衛星打ち上げ用の2段式ロケットです。初めて国内の技術で開発された純国産ロケットで,その全長は50mにおよび,2トンの静止衛星を打ち上げる能力を持っていました。当館では,その心臓部にあたる第1段メインエンジン「LE-7」の実物が展示されています。液体酸素と液体水素を燃料とし,ジャンボジェットのエンジン4機分もの大きな推力を生み出すLE-7エンジンは,日本の科学技術の傑作ともいわれています。

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展示紹介
8.動きや力を伝える機械

 エンジンやモーターなどが生み出した動力を使って機械を動かすには,使い道にあわせて,回転運動を直線運動にしたり,動く速さや向きを変えるなど,動きや力を変える必要があります。そのために歯車や継ぎ手,カムやクランクなど,いろ […]

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展示紹介
7.ジェームズ・ワットの蒸気機関

 18世紀のおわりごろワットによって作られた蒸気機関の実物大の模型です。ボイラーでつくった蒸気をシリンダーにおくり,蒸気の力でピストンを動かします。ワットの蒸気機関は,炭坑のわき水をくみ上げるのに使われました。やがて小型化され,速く動くようになると,紡績工場の機械や,船や汽車の動力として活やくしました。
 石炭を使って鉄を作る技術と,石炭を燃やして動かす蒸気機関。このふたつが結びついて18世紀のおわりにイギリスで産業革命がはじまりました。

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展示紹介
5.望遠鏡のしくみ

 望遠鏡とは,複数のレンズを組み合わせて,遠くにあるものをとても近くにみることができる装置で,現在では宇宙のはるかかなたの星を見ることができる望遠鏡が作られています。さあ,手前の小さなレンズ(接眼レンズ)から,奥の大きなレンズ(対物レンズ)のほうをのぞいてみてください。すると,思いがけないところに,何か文字が書いてあるのが見えませんか?

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展示紹介
3.アルキメデスのポンプ

 古代ギリシャの技術者で数学者のアルキメデスが考え出したと言われる,水をくみ上げる道具です。手回しハンドルを回すと,らせんの管の中を水が上がっていきます。なぜ水をくみ上げることができるのか,しくみを考えてみましょう。
 くみ上げられた水はタンクにためられ,タンクから落ちる水のエネルギーで水車や歯車がにぎやかしく回ります。

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全天周映画
全天周映画「MMX 火星衛星探査計画」

「真実にたどりつくために」 

MMXミッションは、「はやぶさ」「はやぶさ2」の技術を受け継ぎ、火星の衛星フォボスに着陸してサンプルを持ち帰るという意欲的なミッションです。作品ではミッションの紹介にとどまらず、はやぶさ2が持ち帰ったリュウグウのサンプル解析の結果や、人類と宇宙のかかわりという広い視野で、宇宙探査の意義を描き出します。MMX探査機だけでなく、「のぞみ」「あかつき」「はやぶさ2」などの探査機や、次世代を担う日本の次期基幹ロケット「H3」も登場します。

監督・脚本:上坂 浩光  ナレーター:中川 慶一  音楽:酒井 義久
監修:臼井 寬裕/橘 省吾  協力:JAXA 火星衛星探査機プロジェクトチーム
制作・著作:MMX製作委員会

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プラネタリウム番組
プラネタリウム番組「日本の空に舞うオーロラ~太陽が教えてくれること~」

「オーロラは太陽と地球がせめぎあう光」

 オーロラとは極地の空を彩る神秘の光。地球上でもっとも美しい自然現象のひとつとされ、その光景を一目見たいと遠い国まで旅する人も少なくありません。ところが近年、日本国内でもオーロラを確認できたという報告が相次いでいます。オーロラと太陽活動は深い関係があり、オーロラを知るためには、太陽がいかなる星であるかを理解しなければなりません。
 太陽からは光や熱のほか、生命に有害な高エネルギー粒子や放射線もやってきていて、地球の磁場や大気がそれを防いでくれることで生命の繁栄を助けています。オーロラは太陽と地球がせめぎ合う最前線の光。地球にいのちが息づく証でもあるのです。

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公開情報
令和6年度第1回倉敷科学センター協議会 議事録

令和6年(2024年)8月28日開催

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公開情報
キャッシュレス決済への対応 および キャッシュレス決済に係る指定納付受託者の指定について

令和6年(2024年)9月2日配信

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公開情報
倉敷科学センター 令和5年度事業年報

令和6年(2024年)6月27日公開

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