ごあいさつ
体験で科学をまなび,たのしみながら好きになろう!
「青少年のための科学の祭典」倉敷大会は、中学生、高校生、大学生、学校の教員、企業の技術者の方などにブースを出展していただき、県下最大の科学イベントとして毎年実施されてきました。コロナ禍で一時期中止・規模縮小を余儀なくされましたが、今年はコロナ禍前と同程度の37ブースを用意できました。各ブースでは、不思議さがいっぱいの実験や工作などを紹介してくれます。科学の楽しさは実際に体験しないと伝わりにくい部分があります。大いに楽しんで科学を好きになってください。
本大会では、ブース担当の方の他に、高校生・大学生のボランティアが受付などを担当し、大会の運営を助けてくれています。さらに、ライフパーク倉敷の職員の方々が、駐車場はじめ施設全般の便宜をはかってくださっています。このように、本大会は多くの方々のご協力により実施されています。また、子どもゆめ基金、岡山県教育職員互助組合、倉敷市、岡山理科大学から、本会の運営に必要な経費をいただいております。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
持続可能で豊かな社会を実現するためには、地球温暖化の抑制やエネルギー問題の解決など、避けて通れない課題が山積しています。また、AIをはじめとしたITの著しい発展が社会の姿を大きく変えていくことが予想されます。社会の課題や変化に対応するためには、自然現象および科学技術への理解が不可欠でしょう。また、科学技術を担う人材の育成が欠かせません。そのためには、若い方、とりわけ小学校段階から高校生までが、自然科学や科学技術に高い関心を持ってもらいたいと考えています。本大会がそのきっかけの場になってくれればと切に願っております。
「青少年のための科学の祭典」倉敷大会実行委員会
委員長 高原 周一 (岡山理科大学基盤教育センター 教授)