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2010年6月26日の部分月食について

2010年1月1日の部分月食過  月食とは、地球の影の中に満月が入り込み、月に太陽の光が当たらなくなる現象です。2010年6月26日には、部分的に満月が 地球の影の中に入り込む部分月食が観測できます。
 最も月が大きく欠ける20時38分前後には、半分ぐらい欠けた満月がながめられます。宵のころ、まだ夜が更ける前の現象となるため、小さなお子さんも取り組むことができ、家族みんなで月食観測を楽しめる貴重な機会です。
 2010年は、1月1日部分月食、6月26日部分月食、12月21日皆既月食と、月食が3回起こるとても珍しい年です。ちなみに、次回日本で3回の月食が起こるのは84年後の2094年となります。

月食の経過  6月26日は、月食が始まる時刻に日が暮れていないことに加え、月の出と月食の開始がほぼ同時、あるいは月食の開始時刻に月がのぼっていない地域も多く、月が早くのぼってくる関東周辺以外の地域では、月食の開始(欠け始め)の様子を観測するのは難しいでしょう。
 月はおおむね南東方向に見えるので、南東方向の見晴らしがよい場所を事前に探しておくとよいでしょう。特に欠け始めの様子に注目したい方は、 東南東の低空が見渡せる場所で観測する必要があります。

 6月26日部分月食 各地の経過
 札幌東京大阪岡山福岡那覇
日の入り19:1819:0119:1519:2119:3219:25
月の出19:1618:5819:1219:1719:3019:22
半影月食の開始17:55
部分月食の開始19:16
部分月食の最大20:38(最大食分0.542)
部分月食の終わり22:00
半影月食の終わり23:21

部分月食の経過
(アストロアーツ社 ステラナビゲーター Ver.8 で作成)

月食の経過  今回の月食では、地球の影の南側を満月が横切っていきます。月食の最大時(最も月が大きく欠けたころ)には、月の北側がほんのり赤っぽくなっているのが分かるかもしれません。じっくり月食観測に取り組んでみたいという方は、色鉛筆を用意して、このページのスケッチ用紙に月がしだいに欠けていく様子を記録してみましょう。

 

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